フランス人の遊び心?パリのオリンピック・パラリンピックにド派手な色のヴィーナス登場

スポーツ

こんにちは、マリーです。

パリのオリンピック、パラリンピック、いよいよですね!

そんなパリの白い宮殿の階段に、

目を引くヴィーナスが登場しました。

しかも6体。

これはなんでしょう。

赤、青、黄…どれもド派手な色合いです。

を見て、映画「トイ・ストーリー」の小さい兵隊たち、

グリーンアーミーメンを思い出しました。

ベタな質感がそっくりだと思ったからです。

ということで、今回は

パリ五輪・パラ文化プロジェクトとして登場した

ヴィーナスについて調べてみました。

あれは何?と思った方も、

それは何?とご存知なかった方も、ぜひ最後までご覧ください。

ヴィーナス初参戦?

場所は、パリ国民議会議事堂。

パレ・ブルボン宮殿の白い階段です。

6体のミロのヴィーナスの手には、それぞれの競技を思わせる

6種類の競技用具が添えられています。

ーテニスラケットとボール

ーサーフィンボード

ーバスケットボール

オレンジーアーチェリー

ーボクシング   

ー槍(やり)

古代ギリシャの美の化身が、選手たちを見守る…というよりは、

悠久の時を超え、血気盛んに五輪・パラに自ら参戦?といったところ。

…千手観音と闘ったらどっちが勝つのかしら。

ふと思いました。

作者はローラン・ペルボス氏

作者であるローラン・ペルボス氏は、

スポーツのシンボルや形を定期的に作品化している芸術家だそうです。

2021年にマルセイユにて、ド派手&ユーモアを交えた展覧会

「Aesthetically Pleasing」(見た目にも美しい)を発表しています。

同年パリ国立図書館前の広場にて発表した「オブジェ・プレイス」でも、

ミロのヴィーナスを使用。

レプリカはどうやら樹脂製らしく、

グリーン・アーミー・メンを思わせるマットな質感の秘密

この素材にあるのかもしれません。

色の意図とは

宮殿の白さを背景に、特に際立つ派手な6色ですが、

これは、色を通して「平等」「敬意」「包括性」を唱えているのだそうです。

LGBTQのレインボーフラッグも念頭に入れているかもしれません。

今回のパリ五輪・パラでは、SDGS関連も積極性が増し、

使い捨てプラスチックの使用禁止をはじめ、

食事にかかる二酸化炭素の排出量を減少させることもテーマとなっています。

コンコルド広場では、観客向けの食事が

「べジタリアンメニュー」のみになっているそうで

野菜でつくられたホットドッグがありました!

どんな味がするのでしょう。食べてみたいですね!

ミロのヴィーナスと日本

古代ギリシャの美の化身、本物のミロのヴィーナスは、

1820年、美しいエーゲ海南西部のミノス島で、

農夫により発見されました。

さまざまな経緯を得てフランスが所有し、

国外に出されることはありませんでした。

しかし、1964年(昭和39年)4月、

東京五輪の開催を祝して来日

東京、国立西洋美術館にて公開されています。

フランス政府が初めて外国に貸し出したわけですが、

大手新聞社をはじめ、多くの人々の熱意が

そこにはあったようです。

京都市美術館でも公開され、

2会場でのべ172万人を動員したそうです。

美の化身とうたわれるミロのヴィーナスは、

古代ギリシャの美そのまま、

これからも愛され続けることでしょう。

ちなみに近所の小学校の7月中旬の給食

メニューがオリンピック記念バージョンでした。

ソフトフランスパン、ラタトゥイユ、デザートがチョコプリン。

いろんな盛り上げ方があるのですね。

まとめ

パリ五輪・パラの文化プロジェクトとして登場した

6体のミロのヴィーナスは、

芸術家ローラン・ペルボス氏によってつくられました。

派手な色には、平等、敬意、包括性

などのコンセプトがありました。

それでは、今回はここまで!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

マリー

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